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値打ちあるものを見極める

京都は茶道文化、華道文化の町でもあります。月一回のお茶会の集まりがあると、そこには恥ずかしいものは着ていけない。なぜなら皆の目が肥えているので一瞬にして「あ、これはもう嘘もんや」と見分けられてしまうのです。服に限らずお茶会で出す月代わりの和菓子などもまた然り。他にも庭の木を一本見ただけで手入れがなってないとか、この造作はルールと違うとか。礼を重んじる京都の人はあまり表だって言いませんが、質の低さをます。それはお店の評価にもつながります。


目の利く人はいるものです。ある骨董品のオークション会場で、数組の屏風が出品されていました。その内の一組の値段がどんどんつり上げられたのです。聞くところによると、その組の内の一枚が「はりまじり屏風」という、何枚もの絵を貼り付けたものでした。その中の一枚の絵が非常に価値のあるものだったのです。


着物の世界では、うすい水色や黄色などの淡い色を見る事で、着物の質がはっきりわかります。中でも友禅や京染めの着物。これらの着物に使う糸は5回7回10回も染めているそうです。うすい色を何回も重ねて少しずつ色をつけていきます。染める度に乾かして様々な行程をふむので手間ひまがかかります。しかしそうして染め上げた色は深みがまったく違います。生地に印刷してしまう化繊の着物もありますが、並べて同じように写真を撮っても一目瞭然だということです。

淡い色の着物を着るとわずかな汚れでも目立ってしまうため、座り方や食べ方、立ち振る舞いに気を配るようになります。やがて持ち主の気品が変わるのです。お茶を差し出すにも、たもとをすっと引く所作が優雅です。


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