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金箔貼りの工程

金箔貼りの職人芸

西陣の京都市上京区に数少ない金箔貼り職人がおられます。下地となる100メートルほどもある和紙の上に糊代わりの漆をぬり、竹のピンセットを使って金箔をおいていきます。


茶色い漆の液をヘラで伸ばして余分な液を雑巾で軽く拭きとる。その上に箔を隙間なく並べていくわけですが、打ち和紙から箔をはがしとる時、その薄さのため素人ではまず破いてしまいます。静電気がおこらないようにと竹のピンセットを使い箔の端をつまんでスルリとはがす。はがしたらすぐに下地の和紙の上に置いて並べていきます。隙間があってもいけないし、継ぎ目が重なりすぎても金箔が無駄になってしまいます。ピタリと継ぎ目を合わせながら一定の早さを保って箔を貼っていくその技術は見事なもの。何十年という金箔貼りの感覚は素晴らしいものです。

金箔を下地の和紙に一枚ずつ貼付けた後、上からこれを拭いていくと綺麗に艶のある光沢がでます。浮いたでこぼこが取れて継ぎ目も消えてなじむ。ほんの少しでも傷がついた所があればこの時点で丁寧に埋めていきます。

こうして下地となる100メートルほどもある和紙の上に金箔が貼られ、それを地下室に入れて乾かします(漆は湿気で乾くために、外ではなく地下室で乾かすそう)。


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